シレーソの基本スペック(パーフェクション半分共有)
ヴェルソ専用武器「シレーソ」は、現在ランクで得たパーフェクションボーナスダメージの50%を味方全員に付与する唯一無二の効果を持つ。Dランクでは実質効果ゼロだが、C→B→A→Sとランクが上がるたびに発動倍率が跳ね上がり、Sランク到達時には味方側の与ダメージが2倍という破格の全体バフへ変貌する。
一方でヴェルソ自身にはボーナスが乗らないため、パーティー内に“主砲”を明確に置き、その火力を底上げしていく設計思想が必須となる。
ランク別倍率検証結果(D~Sランク完全比較)
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Dランク … 1.00倍(=実質効果なし)
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Cランク … 1.125倍
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Bランク … 1.25倍
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Aランク … 1.50倍
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Sランク … 2.00倍
上記は基準ダメージ76,794から算出した実測値。D→Cでわずかに伸び始め、Aランクから急激に伸長、Sランクで一気に倍化するカーブを描く。したがってA維持を最低ライン、S維持を最終目標に据えることがビルド構築の核心となる。
剛力バフとの干渉(上書き事故の正体)
シレーソと最も相性が悪いのが剛力(ATTACK UP)系バフ。
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剛力倍率は固定1.25倍。
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シレーソが付与する2倍バフより優先度が高く、後から剛力を得るとシレーソ倍率が即時上書きされてしまう。
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逆に“先に剛力”→“後からシレーソバフ”の場合はシレーソが勝ち、剛力の表記は消える。
つまり戦闘中の追加バフ行動がすべて地雷になりうる。緊急加速・緊急剛力・自動強化など、行動後に自動で剛力を付与するピクトス/ルミナは絶対に装備しないことが鉄則だ。
自動強化&自動消滅の罠(適用優先度バグ)
① 自動強化
パーティー先頭→最後尾の右側優先ルールで発動が競合。ヴェルソより右に自動強化持ちがいるとシレーソが無効化される。
② 自動消滅
シレーソ運用キャラもしくはバフ対象キャラが自動消滅を発動した瞬間、以降の戦闘でシレーソ効果が完全に消滅。セカンドチャンスに連動した“死んで蘇る戦術”は封印しよう。
編成時の必須ルール(発動安定のための三箇条)
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剛力を付与するルミナ/ピクトスを全員から外す
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自動強化を採用する場合はヴェルソを最も右端に配置
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バフ対象(例:マエル)とヴェルソのどちらにも自動消滅を付けない
この三点を守れば、エキスパート周回でもバフのロストを気にせず立ち回れる。
実践ビルド:マエル主砲ワンパン構成(シレーソSランク×スタンダード)
▼主要構成
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ヴェルソ: シレーソ/チート/先制攻撃/エナジャイズスタート
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マエル: メダルーム/ザ・ワン/ガラスの大砲/クリティカル系特化
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シエル: フォーチンフューリー+インターベンションのみ(自動強化・剛力系OFF)
▼開幕ムーブ
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ヴェルソ → フリーエイム連射→ブレイク→ライトホルダー⇒Sランク確定
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シエル → フォーチンフューリー(ダメ2倍)→インターベンションでマエルへターン譲渡
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マエル → スタンダード or グラディエントチャージⅢ(真)→敵全消滅
実測で1億8千万超のダメージを安定的に叩き出せる。ザ・ワン/ルーレット込みのクリティカル下振れでもスタンダードだけで70万×多段が保証されるため、1周目なら完全にオーバーキル。
運用フローと維持テク(ランクSを落とさない立ち回り)
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AP管理: 開幕でAP6→オーバーロード→ライトホルダー。以後は毎ターン2AP残しつつフリーエイムで“10HIT”を狙い、フォローアップで削る。
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被弾管理: ランクS中に2連被弾すると即死。1発でも受けたらライトホルダーで即Sに立て直す。
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敵行動制御: 失速や加速でターン順を調整し、敵2連行動を絶対に許さない。
よくある失敗と対策(バフ消失・倍率不足を防ぐ)
症状 | 主因 | 即効リカバリー |
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与ダメが1.25倍止まり | 剛力が後乗せ | 剛力系ピクトスを外す |
倍率ごと消滅 | 自動消滅発動 | 該当キャラの自動消滅を解除 |
シレーソ不発 | 並び順ミス | ヴェルソを最右端へ移動 |
Aランク維持失敗 | 被弾 or AP不足 | ライトホルダー温存+APポーション |
まとめ(シレーソは“正しい制約”で真価を発揮)
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Sランク到達で味方ダメージ2倍、Aでも1.5倍──数値だけなら作中最強クラスの全体バフ。
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しかし剛力・自動強化・自動消滅が絡むと一瞬で効果が霧散する“気難しい暴れ馬”。
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バフはシレーソ1本で完結させるという割り切りと、並び順&スキル構成の徹底管理こそが攻略の鍵。
制約を理解し運用フローを固定化すれば、エキスパート周回のシモン戦すらヴェルソ+マエルの2手で瓦解する強靭さを獲得できる。――あなたのパーティーに、禁断の2倍バフを。