見習い戦士(序盤の基礎ジョブ)
FFTにおける出発点となるジョブ。全ての汎用キャラが初期状態で見習い戦士となっており、以降のジョブ育成の基盤となります。能力値は全体的に平均的ですが、攻撃力とHPの成長率は悪くなく、序盤攻略では十分な戦力。
固有アビリティ「基本技」には「ためる」「投石」などがあり、特に「ためる」は火力増加やジョブポイント稼ぎに必須級。「取得ジョブポイントアップ」を覚えると以降の育成効率が大幅に向上するため、序盤は必ず育てるべきです。
ナイト(防御力とブレイク技)
盾や重装備を装備できるタンク役。HPや物理攻撃力の成長率が高く、前線に立って味方を守るのが役割です。固有アビリティ「戦技」では敵の武具やステータスを破壊・弱体化可能。命中率が低く射程が短いのが難点ですが、銃と組み合わせることで弱点を克服できます。
「エクスカリバー」などの強力武器と組み合わせるとアタッカーとしても活躍でき、壁役+デバフの二刀流的な役割を担えます。
アイテム士(即時回復と汎用サポート)
火力や耐久は控えめながら、ポーションやフェニックスの尾などで即時回復や蘇生が可能。序盤では白魔道士よりも安定した回復役として頼りになります。「アイテム投げ」を覚えれば後方から支援可能になり、安全性もアップ。
さらに銃を装備できる珍しい特性があり、ナイトの「戦技」と組み合わせれば遠距離ブレイク戦術も実現。リアクションアビリティ「オートポーション」も強力で、序盤から終盤まで一貫して活躍できる優秀な支援ジョブです。
モンク(攻防回復を兼ねる万能ジョブ)
解放条件も緩く、非常に強力な万能ジョブ。固有アビリティ「剛拳」には「波動撃」「チャクラ」「蘇生」など攻防回復を兼ね備えた技が揃い、序盤から終盤まで一貫して活躍できます。
装備制限が厳しいものの、HP成長率が高く素の耐久性能も抜群。「ためる」「叫ぶ」などと組み合わせると驚異的な火力を発揮し、忍者の「二刀流」とセットで使えば圧倒的なダメージソースとなります。まさにバランスブレイカー。
弓使い(高所を活かす狙撃手)
高所を利用することで大幅に射程を伸ばし、戦場全域をカバー可能な遠距離アタッカー。固有アビリティ「チャージ」は発動が遅いのが欠点ですが、「精神統一」と組み合わせることで必中攻撃を実現。
中盤以降は火力不足に悩まされることが多いですが、地形や戦技との組み合わせ次第でサポーターとして長期的に活躍可能です。
黒魔道士(序盤火力の要)
最も分かりやすい火力職。強力な属性魔法を扱い、序盤では圧倒的な攻撃力で戦闘を支配できます。「フレア」「デス」「トード」など高威力・特殊効果付き魔法も豊富。
ただし耐久は脆く、中盤以降は詠唱時間の遅さが目立つため、運用には工夫が必要。「三術士」と組み合わせれば全体殲滅役として最後まで活躍可能です。
白魔道士(安定感抜群の回復役)
回復・蘇生・防御支援を一手に担う支援職。固有アビリティ「白魔法」は「ケアル」「レイズ」「プロテス」「シェル」と必須級の魔法を揃え、戦術の安定性を大きく底上げします。
攻撃魔法「ホーリー」は必中かつ高威力で、カメレオンローブなどと組み合わせれば回復手段としても利用可能。魔道士系にしてはHPとスピードが高めで使いやすいのも魅力です。
時魔道士(行動速度操作)
「ヘイスト」で味方の行動回数を増やし、「スロウ」や「ストップ」で敵を封じる補助特化ジョブ。本作最強クラスのバフ持ちであり、パーティー全体の行動効率を劇的に改善します。
「ショートチャージ」で詠唱時間を短縮すれば安定感が増し、「テレポ」で高機動ユニットとしても運用可能。黒魔道士や三術士と組ませれば最高のシナジーを発揮します。
召喚士(広範囲攻撃と支援)
広範囲を即時回復する「モーグリ」、味方を守る「ゴーレム」など、強力な召喚魔法を扱えるジョブ。攻撃範囲と属性カバー力が非常に優秀で、黒魔法を補う役割として有能です。
ただし詠唱が遅くスピード補正も低いため、ショートチャージを組み合わせるのが基本。玄人向けですが、運用できれば最強クラスの魔法職となります。
シーフ(移動性能と盗み)
高い移動力とジャンプ力を持ち、敵の武具やアイテムを盗める特殊ジョブ。終盤の装備収集に欠かせず、サポートアビリティ「ムーブ+2」は攻略難易度を大きく下げる最重要スキルです。
耐久は脆く火力も低いですが、探索・稼ぎ・レア収集など唯一無二の役割を持つため必ず育成しておきたいジョブです。
吟遊詩人(味方強化の継続バフ)
男性専用ジョブで「歌う」により味方全体を強化。特にスピードを上げる「応援歌」は戦況を一変させるほど強力です。
戦闘能力は低いため実戦投入には工夫が必要ですが、稼ぎや長期戦で絶大な効果を発揮します。
和術士(敵を説得・味方勧誘)
敵を眠らせたり、味方に引き込んだりと特殊な支援を行うジョブ。成功率は星座相性や魔力に依存するため安定性に欠けますが、使いこなせば唯一無二の戦術を構築可能。
モンスターにも効果が及ぶのが特徴で、稼ぎプレイや特殊戦略で役立ちます。
踊り子(敵全体デバフ)
女性専用ジョブで「踊る」によって敵全体を弱体化可能。行動し続ける限り効果が続くため、長期戦では極めて有効。
ただし成長率が低くレベル上げには不向き。デバフ特化の補助要員として活用するのが理想です。
竜騎士(ジャンプ攻撃)
必中かつ無敵状態で放つ「ジャンプ」により、反撃を受けずに大ダメージを与えるアタッカー。重装備可能で耐久性も高いのが強みです。
スピード補正が低いのが難点ですが、「叫ぶ」や装備で補強すれば安定感が増します。
忍者(二刀流最強アタッカー)
両手に武器を持てる「二刀流」による高火力と、投擲による遠距離攻撃を兼ね備える最強アタッカー。スピード成長率も全ジョブ中トップクラスで、手数の多さと爆発力で敵を圧倒します。
防御性能は低いため「白刃取り」や「見切り」で補強するのが基本。まさに攻撃特化の究極ジョブです。
侍(引き出すと白刃取り)
刀を消費して強力な効果を発揮する「引き出す」が特徴。範囲攻撃や回復を即発動できるため、状況を一気に有利にします。ただし刀が壊れるリスクがある点に注意。
「白刃取り」は物理攻撃を無効化する最強クラスの防御アビリティで、侍を育成する最大の理由と言えます。
風水士(バランス型)
「風水術」でノーコスト即発動の範囲攻撃を繰り出せるジョブ。追加効果は確率依存ですが、発動すれば戦況を優位に運べます。攻撃・魔法のバランスが良く、育成次第では終盤まで活躍可能です。
算術士(究極の戦術職)
解放条件は厳しいものの、即時発動・射程無限・消費なしの「算術魔法」で戦局を支配できる究極ジョブ。ホーリーとのコンボで敵を一掃できるのは圧巻。
ただしステータスは低く、単体では無能に見えがち。真価は他ジョブに算術を継承させてこそ発揮されます。
暗黒騎士(高火力と代償)
解放条件が最難関のジョブ。固有アビリティ「暗黒」では敵のHPを吸収する「ブラッドウェポン」などが使用可能。物理攻撃補正は全ジョブ中トップクラス。
ただしHP成長率が低く、自分も大ダメージを受けやすいハイリスクハイリターン職。運用するならラムザやマラークとの相性が抜群です。
モノマネ士(行動コピー)
味方の行動を自動的に模倣する特殊ジョブ。制約が多い代わりに、歌う・踊る・召喚などを倍化させる運用が可能。
成長率が非常に優秀で、育成ジョブとしても価値が高いです。
玉ねぎ剣士(最弱から最強へ)
初期性能は極めて低いものの、複数ジョブをマスターすると全ステータスが最強クラスに上昇。全装備可能ですがアビリティを持たないため実用性は低い。
「ロマン職」としての魅力が大きく、やり込みプレイヤー向けのジョブです。
まとめ
FFTリマスターにおける全22ジョブは、それぞれが個性的かつ戦略的価値を持ちます。序盤の安定役は見習い戦士・アイテム士・白魔道士、中盤以降はモンク・忍者・算術士が強力。やり込み勢は玉ねぎ剣士や暗黒騎士で究極のロマンを追求できます。
どのジョブを育てるかによって攻略の幅が大きく変わるのがFFTの醍醐味。自分のスタイルに合わせた育成を楽しみましょう。