ゲームの全体像を掴む(まずは世界とシステムを理解)
『Clair Obscur: Expedition 33』は、リアルタイム入力とターン制コマンドを融合した“確信的ターンRPG”。フランス産タイトルながらメタスコア92点を獲得し、UE5の美麗グラフィックと切なさ漂う世界観で高評価を得ている。物語の核は、モノリスに“死の数字”を刻み毎年対象年齢の人々を消滅させる存在〈ペイントレス〉と、それを討伐すべく旅立つ遠征隊〈エクスペディション33〉の奮闘だ。ゲームを始めたばかりの段階ではストーリー追従と同時に「パリィ判定が超シビア」「APを溜めて大技を撃つ」というシステムに戸惑いがちだが、大枠としては①敵の攻撃を読み切りパリィや回避でAPを稼ぐ、②溜めたAPをスキル連携に投じて一気に削る――この繰り返しで攻略していくタイトルだと覚えておこう。序盤でつまずく要因の大半は「行動順の管理」と「システム用語の混在」である。本稿では“参考動画で語られた内容”をベースに、初心者が躓きやすい箇所を具体例付きで紐解きつつ、実際に機能するスキルセットとコンボ手順を提示する。
難易度設定とパリィ基礎(死にゲー要素を受け入れる)
本作には〈ストーリー〉〈エクスペディショナー〉〈エキスパート〉の3段階が存在し、最上位のエキスパートは「一撃死」も珍しくない高難度が特徴。いずれの難易度でもダメージ効率を最大化するにはパリィの習得が避けて通れない。判定は“剣先が光る瞬間”や“攻撃SEが鳴る拍”を見極める必要があり、一見ハードルが高いが、タイミングさえ掴めばノーダメ撃破も可能なほどリターンが大きい。練習法はシンプルで、①ストーリー序盤の雑魚を相手に攻撃の速度差を観察、②音を消しフレームだけで合わせ、その後音も合わせる――の二段階で身体に染み込ませると安定しやすい。難易度エキスパートに挑む際は、失敗=壊滅に直結するためパリィ成功を前提としたビルドが求められる点を覚えておこう。
推奨パーティ編成(ルネ→ギュスターブ→マエルの黄金順)
第2章でマエル加入後、多くの初心者が抱える悩みは「誰を前衛に置き、誰でフィニッシュするか」。動画で紹介された最適解は以下の順番だ。
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ルネ … 過熱状態〈過傷〉付与とAP回収を兼任
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ギュスターブ … マーキングショットで刻印(与ダメ上昇)を撒く
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マエル … 名手の構え+フルーレ系スキルで確定クリ大ダメージ
この並びを成立させる鍵は“素早さステータスの調整”に尽きる。理想は「ルネ>ギュスターブ>マエル」の行動順固定。素早さが不足しているキャラには装備補正やピクトス補強を行い、行動順が崩れないように調律しよう。行動が前後すると一連の強化バフが噛み合わず火力が激減するため要注意だ。
ルネの必修スキル(イモレーション+熱移動+メイエム)
序盤でルネに覚えさせたい三種の神器がこちら。
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イモレーション … 敵単体を過傷(火傷)状態に。マエルの強化トリガー。
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熱移動 … 過傷対象へ追加ヒットしつつAPを回収。自己完結で次手に繋がる。
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メイエム … 刻印付与&弱点属性を突く高倍率魔法。火力と刻印を同時に稼げる。
ルネの仕事は「APを溜めつつ過傷+刻印をセットアップすること」。イモレーション→熱移動でAPを+2したら、耐性を見てメイエムを撃つか次への橋渡しに回るかを判断する。過傷で火力を200%まで引き上げられるため、AP3以下でも確実にリターンが取れるのが強みだ。
ギュスターブの要(マーキングショットによる刻印ループ)
ギュスターブが序盤に必ず習得しておきたいのがマーキングショット。刻印は「被ダメージ増加+一部スキルの追加効果誘発」という重要デバフであり、マエル・ルネを始め多くのキャラが刻印依存スキルを持つ。手順は簡単で、①マーキングで刻印、②通常攻撃orパリィでAPを稼ぎ、③チャージ系大技へバトンタッチ。ギュスターブ自身もオーバーチャージを解放すれば大ダメージを狙えるため、AP余剰時は攻撃へ回すと総与ダメが底上げされる。
マエルの爆発力(スイフトストライド+フルーレ+ブレーキングルール)
マエルは名手の構え時に攻撃倍率が200%へ跳ね上がるキャラ。以下の三点セットで真価を発揮する。
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スイフトストライド … 過傷の敵にヒットすると即名手化&自己強化。
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フルーレ フェリー… 高倍率単体突き。名手+刻印+弱点が重なると序盤でも8,000超。
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ブレーキングルール … 盾(防御値)を一撃破壊し、仲間の行動を通しやすくする。
理想ムーブは「過傷→刻印→スイフトストライド→名手フルーレ」。序盤ボスでもHPを半分以上削れるため、パリィが不安定でもターン数で押し切れる。
3ターン撃破型コンボ手順(動画完全再現)
1ターン目
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ルネ:イモレーション → 敵過傷
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ギュスターブ:マーキングショット → 刻印
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マエル:スイフトストライド → 名手発動+自己強化
2ターン目
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ルネ:熱移動 → AP+2/刻印継続
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ギュスターブ:通常攻撃+パリィでAP補填
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マエル:フルーレ → 過傷×刻印×名手=超火力
3ターン目
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ルネ:メイエム(弱点属性)
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ギュスターブ:オーバーチャージ発動(AP依存大技)
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マエル:フルーレ or 名手維持消費スキルでフィニッシュ
この流れをマスターすると、序盤の章ボスは3ターン以内、特殊敵〈ペタンク〉も時間切れ前に討伐可能になる。
序盤武器レベル9強化の近道(ペタンク撃破のポイント)
第3章終盤で遭遇する特殊敵ペタンクを倒せば、“武器レベル9強化素材×5”を獲得できる。敵は毎ターン自身に盾を累積し、3ターン目に逃走するため時間内に防御を剥がしつつ瞬間火力を叩き込む必要がある。推奨手順は以下。
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事前にマエルへブレーキングルールを習得させる。
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1ターン目:ブレーキングルールで盾を割り、ルネで過傷、ギュスターブで刻印。
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2ターン目:パリィ成功でAP加速し、名手フルーレ+メイエム連打。
盾さえ解除できればHPは高くないので短期決戦が可能。得た5個の素材を「主力3人に2‑2‑1で配分」or「マエル一点強化でLv9」といった選択が生まれる。動画では“一気に一本を9レベまで上げて伸び悩み解消”のメリットが強調されている。
モノマネ師討伐と取り逃し防止(装備・称号回収)
各エリアに配置されたモノマネ師は、倒すと専用称号や固有装備を落とす存在だ。第1章のモノマネ師だけでも回収しておくことで、ステ補正付きアクセやAP関連ピクトスが序盤から手に入る。探索範囲は狭いものの見落としやすいため、以下の手順を推奨。
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シンボルエンカを見かけたら周囲の小部屋・行き止まりを必ずチェック。
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ピクトス効果「敵感知」系を装備し、レーダー代わりにする。
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行動順確保のため素早さを盛り、奇襲を防ぐ。
取り逃すと再訪が難しいエリアもあるため、章が切り替わる前の“掃除”を忘れずに。
素早さ調整の実践手順(理想行動順を固定する)
行動順=スキルコンボの成否を分ける生命線。最短で最適化するには――
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ステ振り画面で各キャラの現在素早さ値を把握。
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望む行動順に基づき「先行したいキャラに+10~15上乗せ」が目安。
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不足分は“素早さ+◯”武器やピクトスで補填。
序盤のバランスは「ルネ>ギュスターブ>マエル」でOK。ここを崩すと過傷→刻印→名手という黄金連携が成立せず火力が頭打ちになる。
序盤攻略チャートまとめ(やることリスト)
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第1章
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モノマネ師を倒してAP系ピクトスを確保
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パリィ練習と難易度選定
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第2章
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マエル加入後、スイフトストライド&フルーレ習得
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ルネにイモレーション/ギュスターブにマーキング導入
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第3章
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ペタンク3ターン撃破で武器Lv9素材×5取得
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素早さステ振りを完成させ黄金行動順を固定
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第4章以降
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クロマカタリスト周回で主力武器をLv10へ
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難易度を上げるならパリィ精度90%以上を目標に継続練習
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以上を踏まえれば、初心者でも“パリィ失敗即全滅”という本作の洗礼をくぐり抜け、序盤から快適にボスを撃破できるはずだ。