OSの種類
IOS
IOS-XE
IOS-XE
コマンド
show ip arp
show ip arpコマンド概要
show ip arpコマンドは、Ciscoデバイス上のARP(Address Resolution Protocol)キャッシュの内容を表示します。
このコマンドは、IPアドレスとそれに対応するMACアドレスのマッピング情報を確認するために使用され、ネットワークトラブルシューティングやデバイス間の通信確認に役立ちます。
このコマンドは、IPアドレスとそれに対応するMACアドレスのマッピング情報を確認するために使用され、ネットワークトラブルシューティングやデバイス間の通信確認に役立ちます。
show ip arpコマンドの表示結果例
Router# show ip arp
Protocol Address Age (min) Hardware Addr Type Interface
Internet 192.168.1.1 0 0011.2233.4455 ARPA FastEthernet0/0
Internet 192.168.1.2 2 0066.7788.99AA ARPA FastEthernet0/0
Internet 192.168.1.3 1 00BB.CCDD.EEFF ARPA FastEthernet0/1
出力の説明
- Protocol:
- 使用されているプロトコルを示します。通常は
Internet
と表示され、これはIPv4を指します
- 使用されているプロトコルを示します。通常は
- Address:
- 対応するMACアドレスが解決されたIPアドレスを示します
- Age (min):
- ARPエントリが最後に更新されてからの時間(分単位)を示します。値が0の場合は最近更新されたことを示し、ハイフン(-)は静的ARPエントリであることを示します
- Hardware Addr:
- MACアドレスを示します。このアドレスは対応するIPアドレスに関連付けられています
- Type:
- ARPの種類を示します。
ARPA
は通常のEthernetアドレッシングを意味します
- ARPの種類を示します。
- Interface:
- このARPエントリが関連付けられているインターフェースを示します
活用方法
- 通信確認:
- ARPキャッシュを確認することで、特定のIPアドレスとMACアドレスのマッピングが正しいかどうかを確認できます
- トラブルシューティング:
- 通信がうまくいかない場合、ARPエントリを確認して正しいMACアドレスが解決されているかどうかを調べます
- セキュリティチェック:
- 不正なデバイスがネットワークに接続されていないか確認するために、ARPキャッシュを定期的に監視します
- ネットワーク管理:
- 新しいデバイスがネットワークに追加された場合、ARPエントリを確認して正しく認識されているか確認します
追加のフィルタリングオプション
特定のIPアドレスに関連するARPエントリのみを表示する場合は、次のようにコマンドを使用します。
Router# show ip arp 192.168.1.1
特定のインターフェースに関連するARPエントリのみを表示する場合は、次のようにコマンドを使用します
Router# show ip arp interface FastEthernet0/0
これらのフィルタリングオプションを使用すると、必要な情報をより効率的に取得できます
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