ジョブ育成のカギを握る(ブレイブとフェイスの重要性)
ファイナルファンタジータクティクス(以下FFT)のキャラクター育成において、最初に理解しておきたいのが「ブレイブ」と「フェイス」の数値です。この2つのステータスはアビリティの発動や魔法の威力に大きく関わるため、序盤からしっかり確認しておくことが大切です。
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ブレイブ:物理アビリティの発動率に関係。高ければ高いほどカウンターなどが発動しやすくなります。
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フェイス:魔法の威力と命中率に関係。ただし、魔法攻撃を受ける際もダメージが増えるので注意が必要です。
物理職ならブレイブ65以上・フェイス50以下、魔法職ならブレイブ65以上・フェイス65以上が理想。これに満たないキャラは、戦士斡旋所での雇い直しを検討しましょう。
最優先で習得すべき(見習い戦士のJPアップ)
序盤はどのキャラもまず「見習い戦士」からスタートします。ここで最優先で覚えるべきはサポートアビリティ「取得JPアップ」です。これをセットすることで、ジョブポイント(JP)獲得効率が1.5倍になり、以降の育成速度に大きく差が出ます。
次におすすめなのは「投石」。一見地味ですが、これが非常に重要です。理由は以下の通り:
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射程が長く、行動を無駄にしにくい
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ダメージが少ないため戦闘が長引き、結果的に経験値・JPが稼ぎやすい
この時点で全キャラに「取得JPアップ」と「投石」を覚えさせておけば、育成効率が飛躍的にアップします。
安定攻略に必須の(アイテム士アビリティ)
「アイテム士」は地味に見えて実は超重要なジョブ。特に以下の2つのアビリティは、序盤から終盤まで長く活躍してくれます。
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メンテナンス:装備破壊や盗まれるのを完全に防ぐ。ナイトやシーフ対策に必須。
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オートポーション:自動でポーション系アイテムを使用するアビリティ。エクスポーションを持たせると強力な自動回復手段に。
ただし、物理キャラが無理に育てると育成効率が悪化する可能性も。そこでおすすめなのが「専属アイテム士」。1人を完全にアイテム士専門キャラとして育成し、必要なアビリティだけ他キャラへ回す方法です。
物理職の育成①(ナイト〜モンクルート)
最も王道で安定するルートが、ナイト→モンクへと進む育成です。
【ナイトでやること】
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開放条件:見習い戦士Lv2
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習得必須アビリティは特になし(序盤はブレイク系の成功率が低いため)
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Lv3になったら速攻で「モンク」へジョブチェンジ
【モンクでやること】
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最優先:チャクラ(隣接キャラのHP・MP回復)
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他に覚えておくと便利:蘇生、地烈斬
チャクラは魔法職のMP回復にも有効で、サポート性能が非常に高いです。物理火力キャラにサブアビリティとして持たせても非常に有用です。
物理職の育成②(弓使い〜シーフルート)
こちらはややトリッキーですが、中盤以降に輝くルートです。
【弓使いでやること】
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開放条件:見習い戦士Lv2
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序盤に有効なアビリティは少なめ
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回避無視の「精神統一」は終盤向け
【シーフでやること】
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開放条件:弓使いLv3
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優先アビリティ:武器を盗む、アクセサリを盗む
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ムーブプラス2も取得できるなら強力
ボスキャラの持つレア装備を事前に入手するため、盗む系アビリティは非常に重要です。物理キャラの育成ルートは、2人でナイト・弓使いを分けて育成するのがコツ。タイミングによっては弓使いが非常に戦力不足になるため、2人同時に弓使いへジョブチェンジしないように注意が必要です。
魔法職の育成①(黒魔道士〜時魔導士ルート)
魔法職の基本ルートは、黒魔道士からスタートし、時魔導士を目指す流れです。
【黒魔道士でやること】
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開放条件:アイテム士Lv2
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習得アビリティ:ファイア、ブリザド、サンダー(特にサンダーが汎用性◎)
黒魔法は属性攻撃に優れており、序盤でも高火力が出しやすいです。ただしMP不足が最大のネック。そのため、物理キャラのチャクラで回復しながら戦う運用が重要になります。
魔法職の育成②(時魔導士〜白魔導士ルート)
黒魔道士のレベルが上がったら時魔導士へチェンジしましょう。
【時魔導士でやること】
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最重要アビリティ:テレポ
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補助:ヘイスト、グラビガ(割合ダメージ)
テレポは最強の移動アビリティ。地形や高低差を無視して移動できるため、魔法キャラと非常に相性が良いです。ただし、移動失敗のリスクがあるのでムーブシューズなどの装備でリスク軽減を。
魔法職の育成③(白魔道士〜陰陽師ルート)
テレポを習得したら、白魔道士→陰陽師と進めていきましょう。
【白魔道士でやること】
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習得すべき:ケアル、レイズ
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状況に応じて:ホーリー、プロテス、シェルも◎
【陰陽師でやること】
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優先アビリティ:不変不動(ドンアク)、迷宮章(割合吸収)
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補助:状態異常対策やボス戦特化
陰陽師はクセのあるジョブですが、状態異常攻撃と割合ダメージで強力なサポート役になります。不変不動のドンアクは回避行動も封じるので、特にボス戦では非常に強力です。
最終構成はこれだ!(序盤おすすめパーティ)
序盤のおすすめ構成は以下のようなバランス重視の編成です:
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物理火力①:ナイト→モンク(チャクラ持ち)
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物理火力②:弓使い→シーフ(盗む系育成)
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魔法火力:黒魔道士→時魔導士→白魔道士→陰陽師
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サポート:専属アイテム士(メンテナンス&オートポーション)
この構成ならジークデン砦のような序盤の難所も安定して突破できます。装備の吟味・行動の無駄を減らしながら、しっかりとアビリティを習得しておけば、攻略がグッと楽になります。
まとめ(習得すべきアビリティ一覧)
最後に、序盤から優先すべきアビリティを一覧でまとめておきます:
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取得JPアップ(見習い戦士)
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投石(見習い戦士)
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チャクラ(モンク)
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メンテナンス(アイテム士)
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オートポーション(アイテム士)
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テレポ(時魔導士)
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ケアル・レイズ(白魔道士)
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不変不動・命吸唱(陰陽師)
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武器を盗む・アクセサリを盗む(シーフ)
このリストを参考にしながら育成していけば、FFTの序盤は圧倒的に有利に進めることができるでしょう。