PR

【デルタルーンAルート】完全攻略ガイド|ノエルとの狂気ルートの条件・演出・結末を徹底解説!

デルタルーン

Aルートとは何か?(虐殺と異なる分岐ルート)

「デルタルーン」Chapter2におけるAルートは、「アンダーテール」で言うところのGルート(ジェノサイドルート)に相当する暗黒の分岐です。ただし、Gルートのように全ての敵を倒す必要はなく、主にノエルとの行動中の選択がルート確定の鍵を握ります。

開発者のトビー・フォックス氏自身も明言している通り、本作はまだ複数エンディングを想定していないとのこと。つまり、Aルートはエンディングの変化よりも「過程」に注目したルートだと理解すべきです。

Aルートの到達条件(ノエルの操作と選択の積み重ね)

Aルートに入るには、Chapter2中盤でラルセイ・スージーと別れた後、ノエルと二人きりになるパートで特定の条件を満たす必要があります

  • スパムトンの店側(左側)に進む

  • 道中の敵に対し、ノエルの魔法「アイスショック」で全てとどめを刺す

  • スパムトンの家付近まで凍結しながら進む

  • 町に戻って唯一残っている店員から「凍てつく指輪」を強引に入手し、ノエルに装備させる

  • ネズミパズルなどのイベントでもノエルの意思を無視して強制行動を繰り返す

  • バードリー戦で「いばらの指輪」を装備し、「スノーグレーブ」を強制使用する

これらの手順を実行することで、ノエルが精神的に追い詰められ、Aルートが確定します。

ノエルの変化(精神崩壊と従属の描写)

Aルートでは、ノエルが自分の意思とは無関係に暴力的な行動を強要されることにより、徐々に感情が麻痺していきます。彼女は「クリスがやらせている」と自分を納得させながら、強くなろうとする姿勢に変化していきます。

  • 「嫌がっていたはずの行動」に対し「仕方のないこと」と受け入れ始める

  • 自我と倫理観が崩れていき、戦闘を通じて精神が壊れていく

プレイヤーはただ命令するだけですが、ノエルの葛藤が丁寧に描かれるため、操作している側にも強烈な罪悪感が突きつけられます。

バードリー戦の異常さ(友情と凍結)

通常ルートでは軽口を叩く憎めない存在だったバードリーが、Aルートではクリスの異常さに気づき、ノエルを救おうとする勇敢な姿を見せます。

しかし、「スノーグレーブ」によって氷漬けにされてしまい、目を覚まさないまま物語から姿を消します。

この一連の演出は、友情と狂気の対比を強調するものであり、Aルートの中でも屈指のトラウマ級展開となっています。

クイーンの変化(ラスボス不在の異常展開)

通常ルートのラスボスであるクイーンは、Aルートでは戦闘自体が発生せず、会話のみで終わります。これは大きな演出変更点の一つです。

  • ノエルの異変に気づいて休息を促す

  • バードリーの行方を心配している描写あり

  • クリスと和解し、戦闘にはならない

これにより、ラスボス不在のまま最終局面に突入するという不自然な構成になっており、違和感が不安を煽る仕掛けとなっています。

スパムトン戦の異常性(真のラスボス)

Aルートでは、クイーンの代わりにスパムトン・ネオがラスボスとして登場します。これは通常ルートの裏ボスだった存在で、戦闘の難易度は大幅に上昇します。

  • スージーもラルセイも助けに来ない

  • 一人で戦わなければならず、回復・防御の選択が極めてシビア

  • スパムトンのセリフもより攻撃的で狂気じみている

戦闘終盤、クリスがノエルの名を呼ぶとスパムトンが苦しみ始め、ノエルの魔法が再び影響することで戦闘が強制終了します。この瞬間にノエルが従属し切ってしまったことが示唆されます

Aルート後のノエルの様子(現実世界への影響)

現実世界に戻ってからも、ノエルの様子は明らかにおかしくなっています。

  • ノエルの父との会話で「アイスショック」をゲーム内で使おうとする

  • スージーよりもクリスの存在に驚くという違和感のある描写

  • ノエルがクリスの異常性に気づき、追及を決意するが、その場面をクリスが見ていた

この一連の描写から、闇の世界での出来事は現実にも深く影響を及ぼしていることが明らかになります。

クリスの正体とAルートの意味(操作と意志の乖離)

Aルート最大の恐怖は、「クリス=プレイヤーではない」可能性の浮上です。

  • クリスはときおり「自分の心臓(=魂)」を取り出して別行動を取る

  • プレイヤーが操作するクリスと、本来のクリスの意思が乖離していることが示唆される

  • それを敏感に察知したノエルだけが、Aルートで異常に恐れるようになる

この構造は、単なるマルチエンディングではなく、プレイヤーの行動そのものに対するメタ的な批判を含んでおり、「意志の乗っ取り」というテーマが作品の根幹にあることを示しています。

Aルートが残す問い(罪悪感と未来への期待)

Aルートは、Gルートのように敵をすべて倒すタイプではないにもかかわらず、精神的に最も重く、残酷なルートとなっています。特にノエルという「人間的な感情を持った少女」を利用する構成は、多くのプレイヤーに罪悪感と後悔を強く植え付けます。

それでも、このルートは今後のストーリーにおける「クリスの闇」や「ノエルの決意」、「バードリーの安否」に関わる重要な伏線となることが予想されます。

Chapter3以降でどう回収されるのか、目が離せません。

タイトルとURLをコピーしました