OSの種類
IOS-XE
コマンド
show interface status
show interface statusコマンド概要
show interface status コマンドは、Ciscoスイッチやルーターのインターフェースの状態を確認するために使用されます。
このコマンドは、各インターフェースのステータス、VLANの割り当て、ポートタイプ、ポート速度、デュプレックスモードなど、インターフェースに関する詳細な情報を提供します。
show interface status コマンドは以下の情報を表示します
ポート: インターフェースの識別子（例：GigabitEthernet0/1）
名前: インターフェースに関連付けられた説明または名前
状態: インターフェースの現在の運用状態（例：connected, notconnect）
VLAN: インターフェースに割り当てられたVLAN ID
デュプレックス: インターフェースのデュプレックスモード（例：full, half）
速度: インターフェースの速度（例：1000, 100）
タイプ: インターフェースの物理的なタイプ（例：10/100/1000BaseTX）
show interface statusコマンドの表示結果例
Switch# show interface status
Port Name Status Vlan Duplex Speed Type
Gi0/1 Server1 connected 10 full 1000 10/100/1000BaseTX
Gi0/2 -- notconnect 1 auto auto 10/100/1000BaseTX
Gi0/3 Printer connected 20 half 100 10/100/1000BaseTX
Fa0/1 -- notconnect 1 auto auto 10/100BaseTX
Fa0/2 -- err-disabled 1 auto auto 10/100BaseTX表示結果の例の各項目の解説
- Port:
Gi0/1,Gi0/2,Gi0/3,Fa0/1,Fa0/2: インターフェースの識別子。GiはGigabit Ethernet、FaはFast Ethernetを表します。番号はインターフェースのポート番号です。
- Name:
Server1,Printer,--: インターフェースに関連付けられた説明または名前。名前が設定されていない場合は--と表示されます。
- Status:
connected,notconnect,err-disabled: インターフェースの現在の運用状態。connectedは接続されていること、notconnectは接続されていないこと、err-disabledはエラーによって無効化されていることを示します。
- Vlan:
10,1,20: インターフェースに割り当てられたVLAN ID。デフォルトVLANは通常1です。
- Duplex:
full,half,auto: インターフェースのデュプレックスモード。fullは全二重、halfは半二重、autoは自動設定を示します。
- Speed:
1000,100,auto: インターフェースの速度（Mbps）。autoは自動ネゴシエーションを示します。
- Type:
10/100/1000BaseTX,10/100BaseTX: インターフェースの物理的なタイプ。10/100/1000BaseTXは10, 100, 1000 Mbpsの自動ネゴシエーションに対応していることを示します
使用例と解説
このコマンドは、ネットワークエンジニアがネットワークデバイスのインターフェースの状態を迅速に確認するために非常に有用です。例えば、あるポートが接続されていない（notconnect）場合、そのインターフェースに問題があるか、接続されているデバイスがオフラインである可能性があります。また、ポートがエラーで無効化されている（err-disabled）場合、ポートのエラーログを確認して原因を特定し、対応策を講じる必要があります。
このように、show interface status コマンドはネットワークのトラブルシューティングやパフォーマンスの最適化において重要な情報を提供します。
