- 【クロノトリガー】歴史に残る神ゲーのストーリー解説
- (クロノトリガーとは)
- (プロローグ:クロノと千年祭)
- (中世へのタイムスリップ)
- (カエルの剣士と王妃救出)
- (王国裁判と脱獄)
- (荒廃した未来とラヴォスの存在)
- (時の最果てと魔王の存在)
- (魔王との戦いとさらなる冒険)
- 橋の戦いと魔王軍(ビネガーの襲撃)
- 勇者の正体(タータの勇者バッジ)
- 伝説の剣グランドリオン(封印された力)
- 勇者バッジの真実(カエルとの再会)
- グランドリオンの修復(ドリストーンの探索)
- 原始時代の戦士(エイラの登場)
- 恐竜人のアジト(ゲートフォルダー奪還)
- カエルの覚醒(魔王との決戦へ)
- 魔王城の決戦(魔王とラヴォス)
- 原始時代の大災害(ティラン城の陥落)
- ラヴォス襲来(原始時代の大災害)
- 魔法王国ジール(光の民と影の民)
- 海底神殿計画(ラヴォスエネルギーの暴走)
- 未来技術の遺産(時を渡る翼シルバード)
- 女王ジールとの対決(海底神殿の崩壊)
- クロノの死(ラヴォスとの戦い)
- 大災害(魔法王国の崩壊)
- ダルトンとの決着(ダルトンの最期)
- 魔王の正体(邪気の過去)
- クロノの復活(クロノトリガーの力)
- カエルの決意(サイラスとの別れ)
- ロボの試練(400年の孤独)
- ルッカの過去(母を救う選択)
- ラヴォスとの最終決戦(未来を切り開く戦い)
【クロノトリガー】歴史に残る神ゲーのストーリー解説
(クロノトリガーとは)
1995年に発売された『クロノ・トリガー』は、日本のゲーム史に残る名作RPGです。本作は、当時の人気絶頂だった『ファイナルファンタジー』シリーズを手掛けた坂口博信氏、『ドラゴンクエスト』シリーズの堀井雄二氏、そして『ドラゴンボール』の作者・鳥山明氏が参加した“ドリームプロジェクト”によって生まれました。現在でもSteamやスマートフォンアプリなどでプレイ可能で、時代を超えて愛される作品となっています。
本記事では、『クロノ・トリガー』のストーリーを詳しく解説していきます。
(プロローグ:クロノと千年祭)
物語の始まりはガルディア王国の建国1000年を祝う祭りの日。主人公・クロノは母親に起こされ、リーネ広場で開かれている千年祭へ向かいます。
祭りの最中、クロノは一人の少女とぶつかります。彼女はペンダントを落としてしまい、クロノがそれを拾って渡すと、少女は「マール」と名乗り、一緒に祭りを楽しむことになります。
やがて、クロノの幼馴染で天才発明家のルッカが開発した「テレポッド(物質転送装置)」の実験が行われることに。クロノがテレポッドに乗ると無事転送に成功。しかし、次にマールが乗ると、彼女のペンダントが反応し、異空間へと吸い込まれてしまいました。
クロノは落ちたペンダントを手にし、マールを追って謎の穴(ゲート)へと飛び込みます。
(中世へのタイムスリップ)
クロノがたどり着いたのは、600年の中世時代。魔物が徘徊する森を抜け、ガルディア城へと向かいます。
城に到着すると、なんとマールが王女のように扱われていました。実は彼女は、クロノがいた時代のガルディア王国の王女・マールディアであり、この時代の王妃・リーネにそっくりだったため、間違えて保護されていたのです。
しかし、突如としてマールの体が光に包まれ、消えてしまいます。そこへルッカが登場し、状況を説明。リーネ王妃が誘拐されたことで、未来のマールが存在しなくなってしまったのです。歴史を修正するため、クロノとルッカはリーネ王妃を救出することになります。
(カエルの剣士と王妃救出)
リーネ王妃を探す途中、クロノたちはカエルの姿をした剣士「カエル」と出会い、彼と共に修道院の奥へと進みます。
修道院では、魔物が大臣に化け、王妃を誘拐していました。クロノたちは魔物を撃退し、無事リーネを救出。このことで歴史が修正され、マールも元の姿に戻ります。
一方、責任を感じたカエルはクロノたちと別れ、一人で旅立つことを決意します。
(王国裁判と脱獄)
現代に戻ると、マールを連れ戻すために城へ。しかし、クロノは大臣に「王女誘拐犯」として捕らえられ、王国裁判にかけられます。
裁判の結果、クロノは有罪となり、死刑を宣告されます。獄中で脱獄を試み、途中で助けに来たルッカと合流。兵士たちを突破し、追い詰められたところで偶然見つけたゲートに飛び込み、逃亡します。
(荒廃した未来とラヴォスの存在)
クロノたちがたどり着いたのは、荒廃した未来の世界。人々は飢え、ロボットやミュータントに襲われながら生き延びていました。
アリスドームという施設で未来の記録を調査すると、1999年に「ラヴォス」と呼ばれる巨大生物が出現し、世界を崩壊させたことが判明。この未来を変えるため、クロノたちはラヴォスを倒すことを決意します。
プロメテドームで修理したロボット「ロボ」を仲間にし、時の最果てへと向かいます。
(時の最果てと魔王の存在)
時の最果てには老人が一人佇んでおり、ここが全ての時代に通じる場所であることを教えてくれます。さらに、魔法の神・スペッキオから魔法の力を授かります。
ここで得た情報を元に、クロノたちは中世へと向かい、魔王がラヴォスを生み出した張本人であることを突き止めます。
(魔王との戦いとさらなる冒険)
中世の世界では、ガルディア王国と魔王軍が激突していました。クロノたちは魔王の城へ乗り込み、激闘の末に魔王と対峙。しかし、戦いの最中に時空の歪みが発生し、クロノたちは原始時代へと飛ばされてしまいます。
原始時代で出会った族長・エイラの協力を得て、ラヴォス誕生の鍵を握る存在「ヌゥ」との対決へと向かいます。
橋の戦いと魔王軍(ビネガーの襲撃)
クロノたちは橋の兵士たちへ食料を届けに向かいました。しかし、ちょうどその時、魔王軍の三大将軍の一人、ビネガーが大規模な攻撃を仕掛けてきます。戦場は混乱に陥り、兵士たちは壊滅寸前の状況でした。
クロノたちは黒の館の騎士団と共に戦い、魔王軍と激戦を繰り広げます。次々と魔物を倒しながら橋を渡りきると、ついにビネガー軍を撃退することに成功しました。
勇者の正体(タータの勇者バッジ)
橋の戦いを終えたクロノたちは、勇者がいるとされる南の大陸へ向かいます。そこには勇者が生まれたというパレポリ村がありました。そこで出会ったのは、タータという少年。彼こそが勇者だとされていました。
しかし、彼が勇者とされた理由は単純でした。彼は「勇者バッジ」を持っていただけだったのです。実際には、伝説の剣グランドリオンを探すためにデナドロ山へ向かっていました。
伝説の剣グランドリオン(封印された力)
クロノたちはタータの後を追い、デナドロ山へ向かいます。しかし、タータは魔物に襲われ、恐怖のあまり逃げ帰ってしまいました。山を登ったクロノたちは、そこで伝説の剣「グランドリオン」を発見します。
しかし、剣を手に取ろうとした瞬間、剣に宿る魂が現れ、クロノたちに試練を与えます。彼らは戦いを制し、グランドリオンを入手しましたが、剣はすでに半分に折れていました。
勇者バッジの真実(カエルとの再会)
パレポリ村へ戻ると、タータは勇者バッジの真実を打ち明けます。実はこのバッジ、酒場で酔いつぶれていたカエルが落としたものを拾っただけでした。タータは勇者として持ち上げられたことで引くに引けなくなっていたのです。
勇者バッジを受け取ったクロノたちは、カエルの住処を訪ね、バッジを返します。カエルは折れたグランドリオンのもう半分を持っていましたが、修復方法が分からず、魔王を倒すことができないと落胆していました。
剣の柄には「ボッシュ」という古代の象形文字が刻まれていました。ボッシュとは、現代のメディーナ村に住む人物の名前でした。
グランドリオンの修復(ドリストーンの探索)
クロノたちは現代へ戻り、ボッシュを訪ねます。しかし、彼は剣の修復方法についてすぐには話してくれませんでした。しばらく説得を続けると、ボッシュは「グランドリオンを修理するには、太古の昔にしか存在しないドリストーンという赤い石が必要だ」と語ります。
クロノたちは時の最果てのゲートを使い、原始時代へ向かうことになります。
原始時代の戦士(エイラの登場)
原始時代に到着すると、クロノたちは恐竜人たちに襲われます。数が多すぎて苦戦していたところ、突然、原始時代の少女エイラが助けに入ります。彼女はクロノの強さを認め、村へ招待してくれました。
宴が開かれる中、クロノはエイラと飲み比べをすることになり、勝利すると彼女からドリストーンを譲り受けます。しかし、酒に酔い潰れてしまい、翌朝目覚めるとゲートフォルダーが盗まれていました。
恐竜人のアジト(ゲートフォルダー奪還)
ゲートフォルダーがないと時代移動ができません。クロノたちは恐竜人のアジトへ潜入し、奪われたゲートフォルダーを取り戻します。戦いの末、無事に現代へ戻ることができ、ドリストーンをボッシュに渡しました。
ボッシュとルッカの協力によって、ついにグランドリオンは元の姿に修復されます。
カエルの覚醒(魔王との決戦へ)
クロノたちは中世へ戻り、復活したグランドリオンをカエルへ渡します。カエルは剣を見つめ、過去を思い出します。
かつて親友サイラスと共に魔王と戦ったカエル(グレン)は、魔王によってカエルの姿に変えられてしまいました。サイラスを失った彼は、復讐を誓いながらも迷いを抱えていました。しかし、グランドリオンを手にしたことで決意を固め、クロノたちと共に魔王城へ向かいます。
魔王城の決戦(魔王とラヴォス)
魔王城では、ビネガー、ソイソー、マヨネーといった魔王軍の幹部たちが待ち構えていました。彼らを打ち倒し、ついに魔王の元へと辿り着きます。
しかし、魔王はラヴォスを呼び出す儀式の最中でした。激戦の末、クロノたちは魔王を打ち破りますが、突然、ラヴォスが目覚め、強力なエネルギーを放ちます。その影響で巨大なゲートが発生し、クロノたちは魔王もろとも時空の渦に吸い込まれてしまいます。
原始時代の大災害(ティラン城の陥落)
目を覚ましたクロノたちは、再び原始時代に戻っていました。エイラが彼らを発見し、村へ運んでくれます。しかし、恐竜人たちは攻勢を強め、ラルバの村を焼き払っていました。
エイラは恐竜人たちとの決着をつけるため、翼竜プテラノドンを用意し、クロノたちは恐竜人の本拠地ティラン城へ突入します。最上階で恐竜人のリーダー、アザーラと対峙します。
アザーラは「間もなく赤い星が地表に落ち、恐竜人の時代が終わる」と語り、それでも誇り高く戦いを挑んできます。敗北したアザーラは、人間が新たな時代を築くことを認め、クロノたちに未来を託して滅びていきました。
この戦いを機に、歴史は新たな展開を迎えることになります……。
ラヴォス襲来(原始時代の大災害)
クロノたちは原始時代に戻り、エイラと合流します。そこで、突如としてティラン城の上空に巨大な赤い隕石が迫っていることが判明しました。この隕石こそがラヴォスであり、宇宙の彼方から飛来した生命体でした。ラヴォスの落下によって形成された巨大なクレーターに向かったクロノたちでしたが、ラヴォスは地中深くへと潜り込んでしまい、手がかりを失ってしまいます。しかし、各時代に存在するゲートはラヴォスの発する強大なエネルギーによって時空の歪みが生じたものであると考えられました。
魔法王国ジール(光の民と影の民)
新たにできたゲートをくぐったクロノたちは、雪と氷に覆われた極寒の地に降り立ちます。そこで彼らは地表に設置された転送装置を発見し、それを使って空中に浮かぶ魔法王国ジールへと到達します。この王国では、魔力を持つ光の民が豊かな生活を送っていましたが、魔力を持たない影の民は地上で過酷な労働を強いられていました。
魔法王国ジールは、ラヴォスから魔神器を使ってエネルギーを吸収することで繁栄していました。しかし、ラヴォスの力を利用し続けることで、女王ジールの性格は次第に冷酷になり、逆らう者には容赦しなくなっていきます。女王には二人の子供がいました。姉のサラは強大な魔力を持ち、弟のジャキは魔力を嫌い、自らの力を封じ込めていました。ジャキはクロノたちと出会った際に「黒い風が泣いている。誰かが死ぬ」と不吉な言葉を口にします。
海底神殿計画(ラヴォスエネルギーの暴走)
女王ジールはラヴォスのエネルギーをより多く吸収するため、海底神殿を建設し、王国の未来をそこに移そうと計画していました。しかし、この計画には多くの反対意見がありました。三賢者の一人であるガッシュらは女王を諫めようとしましたが、女王は預言者と呼ばれる謎の男の助言を受け、三賢者を追放してしまいます。
この預言者は、未来の出来事を知っているかのように的確な助言を行い、女王に取り入っていました。そしてついに、海底神殿の完成が目前に迫ります。
未来技術の遺産(時を渡る翼シルバード)
クロノたちは海底神殿に向かうための手段を探している中で、未来の時代に飛ばされた三賢者の一人、ガッシュの遺したメッセージを発見します。ガッシュはかつて魔法王国に属していましたが、大災害によって未来へと飛ばされ、そこでラヴォスの研究を続けていました。
彼はラヴォスを倒すための可能性を模索し、最終的にタイムマシン「時を渡る翼シルバード」を開発しました。しかし、寿命が尽きる前にシルバードを完成させることはできず、その設計データと開発途中の機体を残して息絶えていました。クロノたちはシルバードを完成させ、空を自由に移動できるようになります。
女王ジールとの対決(海底神殿の崩壊)
シルバードを使い、クロノたちは再び古代へ戻り、海底神殿へ向かいます。神殿では、すでに魔神器を使ってラヴォスのエネルギーを吸収する儀式が始まっていました。しかし、サラはこの儀式に疑念を抱いており、母である女王ジールを止めようと考えていました。
クロノたちは女王ジールを阻止するため、魔神器を破壊できる「赤きナイフ」を手に入れます。このナイフを魔神器に突き刺すことで、その力を抑え込もうとしましたが、ナイフはラヴォスエネルギーを吸収し、伝説の剣グランドリオンへと変化します。
しかし、それだけではラヴォスの力を封じることはできませんでした。ラヴォスは暴走し、そのエネルギーによってクロノたちは空間転移させられてしまいます。
クロノの死(ラヴォスとの戦い)
転移した空間で、クロノたちはラヴォスとの戦いを強いられます。しかし、その力の差は圧倒的で、クロノたちは次第に追い詰められていきます。そこへ預言者が現れ、ついに正体を明かします。彼の正体は、未来でクロノたちが戦った魔王でした。
魔王は自らの手でラヴォスを倒すため、預言者として女王に取り入っていたのです。しかし、彼の攻撃もラヴォスには通じず、敗北を喫します。
その時、クロノは最後の力を振り絞り、仲間たちを守るためにラヴォスへと立ち向かいます。しかし、ラヴォスの強大なエネルギーに飲み込まれ、クロノは消滅してしまいました。
大災害(魔法王国の崩壊)
クロノを失った仲間たちは、サラの力によってかろうじて海底神殿から脱出します。しかし、ラヴォスの暴走によって海底神殿は崩壊し、それと同時に魔法王国ジールも滅びてしまいました。
浮遊大陸は地表へと落下し、巨大な津波が発生。多くの人々が命を失う大災害となりました。
クロノのいない世界に取り残された仲間たちは、悲しみに暮れながらも、彼を取り戻す方法を探し始めます。そして、彼らは再び時を超える旅へと出発するのでした。
ダルトンとの決着(ダルトンの最期)
シルバードに乗って黒鳥号を脱出したクロノたちは、待ち受けていたダルトンとの戦闘に突入します。ダルトンは戦闘の最中にマスターゴーレムを召喚しようとしますが、クロノたちはすでに以前の戦いでマスターゴーレムを撃破済みでした。そのため、ダルトンは慌てふためき、誤って自らが開いたゲートに飲み込まれてしまいます。そして、そのままどこかへと姿を消しました。
戦いが終わると、ダルトンによって改造されたシルバードを元に戻そうと試みますが、誤って発射装置を作動させてしまい、結果として黒鳥号を破壊してしまいます。これにより、ジール王国の残された島々に帰還することになります。
魔王の正体(邪気の過去)
島に戻ると、北の岬にて海を見つめる魔王が佇んでいました。彼は「すべては海の底にある」と語り始め、かつて自分がジール王国の住人であり、さらにはサラの弟であることを明かします。
魔王(邪気)は過去の戦いでラヴォスと対面し、そこから生じたゲートに飲み込まれたことによって中世へと飛ばされました。その後、魔物たちと出会い、やがて魔王として君臨することになります。
預言者としてジール王国に潜入したのも、すべてはラヴォスに復讐を果たすためでした。しかし、彼の力ではラヴォスには敵わず、敗北を喫してしまいます。
その後、彼はクロノたちに戦いを挑もうとしますが、クロノたちは戦いを選びません。代わりに時の賢者・ハッシュがクロノを蘇らせる方法を知っていることを伝え、魔王を仲間に加えることになります。
クロノの復活(クロノトリガーの力)
時の最果てに向かったクロノたちは、ハッシュから「クロノトリガー」と呼ばれる時の卵を受け取ります。このアイテムを使えば、クロノを救うことができるかもしれないというのです。
未来の監視者のドームに向かい、理の賢者・ガッシュのプログラム人格に相談すると、クロノを蘇らせるには「強い想い」と「ドッペル人形」が必要であることが判明します。
一行は現代に戻り、ルッカの実験小屋にてドッペル人形を入手。その後、未来へ戻り、ガッシュのプログラム人格の手助けによって小型ロボを手に入れます。さらに、プログラム人格との最後の会話を交わし、彼のスイッチを切ることで永遠の休息を与えました。
その後、一行は死の山の頂上へと向かい、マールがクロノへの想いを込めてクロノトリガーを掲げます。すると、ペンダントが共鳴し、クロノトリガーが砕け散りました。一度は失敗したかに思えましたが、その直後に時空が歪み、ゲートが開かれます。
そこはクロノがラヴォスに倒される直前の空間でした。時間がフリーズしており、クロノ以外は一切動きません。この隙を利用し、クロノとドッペル人形を素早く入れ替えます。
時の最果てへ戻ると、目を覚ましたクロノが仲間たちと再会を果たします。マールは涙ながらに「もうどこにも行っちゃダメだよ」とクロノに抱きつきました。
カエルの決意(サイラスとの別れ)
クロノが戻った後、一行は中世へ向かい、カエルが長年想い続けた親友・サイラスの墓を訪れます。
サイラスの幽霊が現れ、カエルは長年の謝罪を口にします。しかし、サイラスは恨むどころか、カエルの強さを称え、リーネ王妃を託しながら静かに成仏していきました。
カエルはサイラスのためではなく、自らの意志で戦うことを決意します。その瞬間、グランドリオンが新たな力を宿し、さらなる強さを得ることができるようになりました。
ロボの試練(400年の孤独)
現代では、砂漠を森に変えようとする不思議な苗木を育てる試みが行われていました。しかし、地中を動き回る魔物「メルフィック」が苗木の成長を妨げていました。
一行はメルフィックを退治し、苗木を植える準備を整えます。しかし、森を完全に復活させるには数百年もの時間が必要でした。
そこで、ロボがこの任務を引き受け、未来に飛んで回収する計画を立てます。ロボはたった一人で400年間働き続けました。
400年後、ついに砂漠は緑の森へと変貌していました。ロボは神聖な存在として祀られ、再会を果たしたクロノたちと共に喜びを分かち合いました。
その夜、一同はロボの功績を称え、再会を祝う宴を開きました。
ルッカの過去(母を救う選択)
その夜、ルッカは一人でゲートへ飛び込みました。辿り着いたのは10年前の自宅。
そこでは、幼いルッカと母・ララが過ごしており、父が作った機械の掃除をしていました。しかし、ララのスカートが機械に巻き込まれ、ルッカは助けられずに立ち尽くしてしまいます。
しかし、成長したルッカは過去を変えるべく機械のパスワードを入力し、母を救うことに成功しました。この出来事が、彼女が科学に興味を持つきっかけとなったのです。
ラヴォスとの最終決戦(未来を切り開く戦い)
黒の夢へと突入した一行は、ジール王と対峙します。ジール王はラヴォスの力によって次元を超越した存在となっており、戦闘を繰り広げます。
ついにラヴォス本体との決戦が始まり、数々の能力を駆使するラヴォスに苦戦しながらも、クロノたちは遂にラヴォスを撃破。
こうして、時を超えた旅路は終わりを迎え、世界は未来を切り開くこととなりました。
クロノたちが歩む未来は、プレイヤーの選択によって決まります。彼らの未来を見届けるのは、あなた自身の冒険の続きです。
まとめ(クロノトリガーの魅力)
『クロノトリガー』のストーリーは、多彩な時代を巡る壮大な冒険が特徴です。選択によって異なるエンディングが用意されており、プレイヤーごとに異なる未来が待っています。
本作の魅力は、練り込まれたシナリオ、魅力的なキャラクター、そして戦略的なバトルシステムにあります。未プレイの方は、ぜひ一度この伝説の名作を体験してみてください!